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「転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す」第10巻の書評

魅力溢れるキャラクターたち

シリーズ累計部数270万部を突破し、宝島社の「このライトノベルがすごい! 2024」単行本・ノベルズ部門で第2位に輝いた「転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す」。その第10巻は、ファン待望の新展開が詰まった一冊です。主人公フィーアの魅力はもちろん、個性豊かなキャラクターたちが織り成す物語が再び読者を引き込んでいきます。

筆頭聖女の選定会に挑むフィーア

表向きは騎士として活動しているフィーア。しかし、今巻では国王の推薦を受け、国一番の聖女を決める選定会に参加することになります。「私が筆頭聖女の選定会に出るんですか?」というフィーアの驚きが示すように、これは彼女にとっても予期せぬ出来事です。だが、何をしても「聖石のせいになる」という大胆な考えのもと、フィーアは堂々と力を行使します。その様子は、読者に痛快な満足感を与えることでしょう。

書き下ろしエピソードの豊富さ

第10巻には、選定会に参加している赤髪の聖女がフィーアではないかと団長達に疑われるエピソードや、とある聖女とフィーアの出会い、ザビリアの角で剣を作るクェンティンの話など、書き下ろしのエピソードが盛り沢山です。これらのエピソードは、メインストーリーとは一味違ったキャラクターたちの一面を垣間見ることができ、シリーズファンにはたまらない内容です。

300年前の過去編で明かされる新事実

さらに、300年前の過去編が描かれ、物語の深層に迫る内容が展開されます。これまでの物語の伏線が回収され、フィーアの背景に隠された真実が明かされるシーンは、読者に新たな驚きを提供します。過去と現在が交錯する中で、フィーアの成長と彼女を取り巻く世界の広がりが感じられます。

読み応えのあるストーリー展開

「転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す」第10巻は、フィーアの挑戦と成長、そして彼女を取り巻く人物たちの物語が見事に描かれています。特に選定会のシーンは緊張感があり、読者をハラハラさせること間違いなしです。フィーアがどのようにして自身の力を隠しつつも、最高の聖女として認められていくのか、その過程が丁寧に描かれています。

フィーアの人間性に触れる

また、フィーアの人間性にも注目すべき点が多くあります。彼女が他の聖女や騎士たちとの交流を通じて見せる優しさや、時折見せる弱さが、読者にとって彼女をより身近に感じさせます。フィーアがどのようにして困難を乗り越え、自分自身を信じて前に進んでいくのか、その姿に心を打たれる読者も多いでしょう。

ファン必見の新刊

総じて、第10巻は「転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す」シリーズのファンにとって必見の一冊です。これまでの物語を楽しんできた読者にはもちろん、新たにシリーズに興味を持った方にも満足できる内容が詰まっています。物語の進行と共に、フィーアの成長や彼女を取り巻く世界の広がりを楽しむことができる本作。ぜひ手に取って、その魅力を存分に味わってください。

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