『焼いてるふたり』第15巻 書評

実写ドラマ化決定！新たなステージへ突入した『焼いてるふたり』

『焼いてるふたり』第15巻は、実写ドラマ化が決定したことでますます注目を集める中、読者を魅了し続ける新婚BBQライフを描きます。 この巻では、ちょっとしたトラブルもふたりで味わえばごちそうに変わる、そんな素敵な日常が綴られています。

千尋の挑戦！コラム執筆と健太の魅力

この巻のメインエピソードの一つは、千尋がミニコミ誌のコラムで夫・健太について書くことになるエピソードです。 「いい夫婦の日」にちなみ、読者ウケを狙って健太の面白いネタを集めようとする千尋の奮闘が描かれています。 このエピソードは、ふたりの関係性がさらに深まるきっかけとなり、読者にも彼らの絆の強さを感じさせます。

家庭内のトラブルとその解決法

15巻では、のり弁の最強おかずで対決するというユーモラスなエピソードから、家電が全部壊れるという家庭内の大事件まで、多様なトラブルが描かれます。 しかし、そのどれもが深刻になることなく、ふたりのチームワークと楽しい工夫で乗り越えられていきます。 特に家電トラブルのエピソードでは、健太がDIYに挑戦する姿が描かれ、彼の新たな一面を垣間見ることができます。

時空を超えた（!?）お江戸体験

この巻で最もユニークなエピソードの一つが、ふたりが突如として江戸時代にワープしてしまうというものです。 この突飛な展開は、『焼いてるふたり』の魅力である日常の中の非日常感を存分に楽しむことができます。 江戸時代でのふたりの奮闘は、現代の生活とは全く異なる環境での彼らの適応力と機知を見せ、読者に笑いと感動を提供します。

おいしいごはんがもたらす幸せ

『焼いてるふたり』の魅力の一つは、毎回登場する美味しそうな料理です。 15巻でも、簡単おしゃれなラタトゥイユ、具だくさんの釜めし、ほっこりかわいいアップルパイ、こだわり漬けダレの焼き肉など、多彩な料理が紹介されています。 これらの料理は、ふたりの生活にさらなる彩りを加え、読者にも料理の楽しさと奥深さを伝えてくれます。

スローな新婚BBQライフの魅力

この巻を通じて描かれるのは、忙しい日常の中でスローライフを楽しむふたりの姿です。 ちょっとしたトラブルや変化も、ふたりで過ごすことで特別なものに変わる。 そんなメッセージがこの作品には込められています。 特に、15巻では、ふたりが協力して問題を解決し、楽しい時間を共有する様子が強調されており、読者にとっても心温まる一冊となっています。

まとめ：ふたりの絆が深まるエピソード満載

『焼いてるふたり』第15巻は、実写ドラマ化という新たなステージに突入し、ますます目が離せない展開となっています。 千尋と健太のコラム執筆エピソードや家庭内トラブル、お江戸体験など、多彩なエピソードが詰まったこの巻は、読者に新たな驚きと楽しさを提供します。 さらに、美味しい料理の数々がふたりの生活を彩り、スローな新婚BBQライフの魅力を存分に感じさせてくれます。 この巻を手に取ることで、ふたりの絆がさらに深まる様子を見守りながら、日常の中にある幸せを再確認することができるでしょう。