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書評:「没落伯爵令嬢は家族を養いたい」第4巻

「没落伯爵令嬢は家族を養いたい」第4巻がついに発売されました。

本作は、転生したタフな伯爵令嬢ゲルトルードの波乱万丈な日々を描いた逆転ダイアリーです。

4巻目にして、物語はますます興味深い展開を迎えています。

主催した初のお茶会が成功の鍵

第4巻の大きなハイライトは、ゲルトルードが初めて主催するお茶会です。

彼女の創意工夫による『はんばーがー』や『まよねーず』は、高位貴族たちに大好評でした。

特に、高貴な方々の美味しい笑顔が浮かび上がるシーンは、ゲルトルードの努力が実を結んだ瞬間を象徴しています。

しかし、物語はここで終わりません。

美少年侯爵と伯爵の間で何かが勃発し、ダンスの誘いを受ける展開が続きます。

このシーンは、ゲルトルードが二人の貴族にロックオンされるのではないかという緊張感を生み出し、読者を引き込む要素となっています。

王妃さまの飛び入り参加と栗のおやつ試食会

さらに驚きの展開として、王妃さまが飛び入りで参加するシーンがあります。

これにより、ゲルトルードのお茶会はさらに注目を集めることになります。

冷や汗をかきながらも、彼女はお茶会を無事に乗り切り、続けて栗のおやつ試食会を開催します。

ここでも、ゲルトルードの「常識知らず」が次々と明らかになっていきます。

しかし、彼女の前向きな姿勢と努力は、読者に勇気を与えると同時に、物語の魅力を一層引き立てます。

書き下ろし番外編の魅力

今回の4巻には、特別に書き下ろしの番外編が2本収録されています。

「長男の苦悩と希望」では、家族の一員としての責任と期待に悩む長男の内面が描かれており、「いちばんあこがれている人」では、ゲルトルードの周囲の人々が彼女をどう見ているのかがわかります。

これらの番外編は、メインストーリーを補完し、キャラクターたちの深みを増す役割を果たしています。

読者はゲルトルードの世界観に一層没入でき、彼女の成長と変化をより深く感じ取ることができます。

読者の感想

多くの読者は、ゲルトルードの前向きでタフな姿勢に感銘を受けています。

彼女が逆境に立ち向かい、自分の道を切り開いていく姿は、多くの人々に勇気と希望を与えています。

また、物語のテンポが良く、読んでいて飽きることがないとの声も多く寄せられています。

特に今回の4巻では、お茶会という社交の場での緊張感や、王妃さまの突然の参加など、驚きの展開が続くため、ページをめくる手が止まらないという読者も多いようです。

また、書き下ろしの番外編も大変好評で、キャラクターたちの新たな一面が見られる点が評価されています。

総評

「没落伯爵令嬢は家族を養いたい」第4巻は、ゲルトルードの成長と挑戦が存分に描かれた一冊です。

彼女の機転と勇気、そして家族を支えるための努力は、読む者に感動を与えます。

物語の中で描かれるさまざまなエピソードは、読者にとって忘れられないシーンとなることでしょう。

本作は、次にくるライトノベル大賞2023で単行本部門4位となっただけのことはあり、その魅力はますます広がっています。

ゲルトルードの物語はまだまだ続きますので、今後の展開にも期待が高まります。

「没落伯爵令嬢は家族を養いたい」第4巻をまだ読んでいない方は、この機会にぜひ手に取ってみてください。

きっと彼女の勇気と努力に、心を動かされることでしょう。

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