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『やらないことリストのつくり方 見るだけノート』書評|時間を「作る」のをやめた瞬間、あなたの人生は動き出す


毎日、目の前のタスクを片付けるだけで精一杯になり、本当にやりたかった夢や目標が後回しになっていませんか?

「もっと時間があれば、英語の勉強ができるのに」
「落ち着いたら、新しい趣味を始めたい」

そう思いながら、結局スマホを眺めて一日が終わってしまう。

そんな自分を責める必要はまったくありません。

悪いのはあなたの意志の強さではなく、単に「やることを増やしすぎている」という引き算のなさなのです。

本書『やらないことリストのつくり方 見るだけノート』は、頑張りすぎてパンク寸前のあなたに、「何かを始める前に、まずやめることを決めなさい」と、優しく、しかし明快な解決策を提示してくれます。

時間は「作る」ものではなく無駄を「削る」もの:やらないことを決めなければ本当に大切なことに命を使えない

本当にやりたいことを実現したいなら、新しい時間を作る努力を今すぐやめて、生活の中にある「いらない時間」を徹底的に削るべきです。

私たちの1日は、誰であっても平等に24時間しかありません。

それなのに、やること(To Do)ばかりをリストに書き足していけば、いつか心も体もパンクするのは当たり前です。

優先順位を限界まで絞り、「これはやらない」と決断しない限り、あなたの限られた命(時間)を本当に大切なことに注ぐことはできません。

本書の中で著者の石川氏は、やりたいことや、やるべきことを紙に書き出して整理することを強く勧めています。

頭の中の「モヤモヤ」を書き出すことで、初めて「実はやらなくていいこと」が視覚的に浮き彫りになるからです。

例えば、自分の優先順位を「5つ」に絞ってみましょう。

リストを作る際は、単純に「やるか、やらないか」の二者択一にするのではなく、もっと多面的に捉えるのがコツです。

「これは15分の隙間時間で片付けよう」
「これは自分でするより他人に任せよう」
「間違えた目標だと気づいたらその場で捨てる勇気を持とう」

と整理していくことで、日々の無駄な行動がみるみる削ぎ落とされていきます。

だからこそ、まずはノートを広げて「やらないこと」を書き出し、引き算の思考で生活習慣そのものをアップデートしていく必要があるのです。

人生の「締め切り」から逆算してノートに書く:目標がないと日々の緊急な雑務に流されて人生が終わってしまう

自分の時間を本当に大切にするためには、人生の締め切りを意識し、ノートに夢や目標をはっきりと書き出すことから始めなければなりません。

人生に明確な目標を持たない人は、日々の生活の中で「緊急だけど、実はどうでもいい雑務」に追われ、だらだらと時間だけを過ごして人生を終えてしまいます。

私たちの人生で最も価値があるのは、「緊急ではないけれど、自分にとって極めて重要なこと(勉強や将来の種まき)」です。

これに時間を使うためには、自ら締め切りを設定して動くしかありません。

本書では、人生の終わりという「究極の締め切り」を意識して、夢や目標をノートに書き出す重要性が説かれています。

目標を決めて期限を設け、そこに向かってPDCA(計画・実行・評価・改善)を回すことで、時間はただ流れる砂から、価値ある資産へと変わります。

「とりあえず、すぐに動き出し、動きながら考える」というスピード感も、締め切りを意識しているからこそ生まれるものです。

仕事が早い人は、常にこの「時間の終わり」を意識しているため、他人に任せられる部分はどんどん手放し、自分の本質的なタスクに集中しています。

したがって、流されるだけの日々から脱却するためにも、まずはノートに向き合い、人生の終わりから逆算した本当の目標を掲げることが不可欠なのです。

やるべき行動は無意識レベルまでフレーム化する:意志の力に頼らずに動く仕組みこそが最速で結果を出す秘訣である

毎日を忙しさから解放したいなら、自分の意志の力に頼るのをやめ、やるべき行動を自動的にこなせる「フレーム(仕組み)」に落とし込むべきです。

人間の意志の力やモチベーションほど、あてにならないものはありません。

その日の気分や体調に左右され、毎回「今からやろうか、どうしようか」と悩んでいるだけで、脳のエネルギーは消耗し、行動はどんどん遅れてしまいます。

何も考えずに、体が勝手に動く仕組みを作ることこそが、最もエネルギーを使わずに最大の成果を出す方法です。

仕事が早い人は、自分のパフォーマンスを最大化するルーティンを持っています。

彼らは脳が最も冴えている「朝の時間」に重要タスクを詰め込み、適切な休憩や睡眠をしっかり取ることで、エネルギーを高い水準で維持しています。

やるべきことをパターン(フレーム)化して無意識にこなせるようにし、自分がやらなくてもいいことは「他人に任せる」仕組みを作っておく。

これにより、彼らは悩む時間すら節約し、圧倒的なスピードで動き続けることができるのです。

だからこそ、私たちは「頑張って動こう」とするのをやめ、何も考えずに即座行動に移れるような、日々の時間割(ルーティン表)を構築しなければならないのです。

結論:絵が多いから今すぐ読める、頑張りすぎるあなたのための脱出計画

『やらないことリストのつくり方 見るだけノート』は、読書が苦手な人でも、パラパラと絵を眺めるだけで「あ、これなら明日からできるかも」と思わせてくれる、非常にハードルの低い、しかし本質的な本です。

「時間を効率的に使う」ということは、より多くの仕事をこなすことではありません。

自分の大切な人生から、どうでもいいノイズを削ぎ落とし、本当に愛する時間を取り戻すことです。

毎日忙しくて倒れそうなあなた。まずは今日のToDoリストを破り捨てて、この本を開き、「やらないこと」を一つ決めることから、新しい自分をスタートさせてみませんか。


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